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和歌山利宏氏のオービトロンFFSの評価

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和歌山利宏氏は、二輪メーカーやタイヤメーカーの製品開発テストライダーをつとめていた方で、現在はモーターサイクルジャーナリストとしてご活躍中です。氏に、オービトロンFFSの製品評価をして頂きました。

テスト車両 BMW K1300R(装着順)
①パワーチップ
コーナー立ち上がりでのワイドオープンのフル加速で、トルクが太く、力強くなった印象だ。コーナーでのスロットルワークのコントロール性に変わった印象はなかったが、後日、自家用車に装着したところ、スロットル操作で速度コントロールしやすく、交通の流れに沿いやすいことを確認。サーキットでの加減速は予め自身でプログラミングされており、それに合わせてスロットルワークしてしまうため、微小開度変化での効果を掴めなかったみたいだ。

オイル添加剤(ガソリンエンジン高粘度用)
明らかにフリクションが小さく、吹き上がりもシャープになった。そればかりか、加減速がスムーズで、かつそれが意思通りに生じる。コーナーでのスロットルワークと狙ったラインが忠実に一致、一層、コーナリングをこなしやすくなった。走っていて、格段にストレスがなく、気分がいい。ワークスチューンされたエンジンに通じるものがある。

FFグリス
前後のエアバルブキャップのねじ部に少量を塗付しただけというのに、まるでマシンが一回りコンパクトで軽量になった印象で、忠実にラインをトレースしていく。タイヤ接地面にストレスがなく、幅小化されたタイヤが素直に転がっていく印象もある。不思議である。