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チタニウムアクスルシャフト

手に持っただけでゾクゾクと伝わるそのポテンシャル ~ホンモノの価値がわかるライダーへ~

ランドマスタチタニウムアクスルシャフト.jpg

チタニウムアクスルシャフト.jpg

チタンアクスルシャフト。写真はBMW Motorrad用で、空冷R1200シリーズのもの。
素材はTi-6Al-4Vのチタニウム合金。
Ti-6Al-4Vとはチタンに6%のアルミニウムと4%のバナジウムを混ぜた合金で、通称64チタンとも言われる。
軽量で、強度部材として使用されることが多い。ノーマルが445gの重量であるのと比較すると、
このチタンのアクスルシャフトは289gと圧倒的に軽量。実にバネ下で156gの軽量化。
これはノーマル比で65%ほどの重量である。 

・ノーマルシャフト 445g

 

ノーマルシャフト 445g.jpg

・当社チタンシャフト 289g

当社チタンシャフト 289g.jpg

一般的にチタンの重量は鉄の6割程度だと言われる。同一体積であればその通りであるが、
強度や特性を考えると同じ体積というわけにはいかない。
またレースの世界であれば最低限の安全性を確保した上でのぎりぎりの設計が可能であるが、
一般公道を走行することも考えると極端な軽量化は神経質なハンドリングになるし、安全性にも影響する。
比強度の高いチタン合金を持ってしても、譲れない部分はある。
それから直進安定性を考えると軽ければ良いというわけでは無く、それなりの質量も必要である。
プロトモデルでさえ十分な強度と耐久性を持っていたが、製品版はそれよりも肉厚を増やし重量は増えている。
様々なテストをした上でこの重量は決定された。
チタンよりももっと軽い金属もあるし、もっと強い金属もある。重要視したのはそのバランス。
なぜチタンにこだわったのか。素材の選択と研究・開発について、これから詳しく説明しよう。