オービトロン フェライトコアってなんだ?

パソコンの電源ケーブルなどでよく見かけるアレです。ですが単にそれだけではありません。中にオービトロン樹脂と金属板が入っています。以前にパワーモジュールのパワーアップ方法について記事をアップしましたが、パワーモジュール以外にプラグのパワーケーブルでも使用できます。プラグのパワーケーブルと言っても、今の自動車のほとんどはダイレクトイグニッションタイプになっていて使えません。昔の車両はディストリビューターからプラグケーブルがエンジンのシリンダーの数だけ出ているタイプで、このタイプでは効果的です。インプレをいただきましたので掲載いたします。

カワサキW650のプラグコードにオービトロン フェライトコアを装着して、いつものコースを走ってきました。素直にいい感じです。エンジンの吹け上がりが良くなって馬力が2〜3馬力ほど上がった感じです。パワーモジュールと違ってソリッドな感じですね。パワーモジュールの場合、低回転域では粘っこい感じでトルクがついてくる感じがしましたが、フェライトコア のみの場合には、アクセルに敏感に反応して低回転域からストレートに回転が上がって、そのまま高回転域まで回って行く感じです。 パワーモジュールとダブル装着することでかなり乗り心地を含めた全体のフィーリングが変わってくると思います。

オービトロンフェライトコアには、サイズで3種類、グレードで2種類の計6種類があります。サイズは7φ、9φ、13φです。グレードはノーマルとGーSPECです。プラグのパワーケーブルには9φが適合します。ノーマルとGーSPECの差は、金属板の種類です。ノーマルは錆びにくい金属で作られており、海水にも耐えます。GーSPECは錆びやすい金属ですが、それと引き替えに高いエネルギーを発生します。このGーSPECで使用されている金属は、当社でも耐水試験をしていますが、約半年間のオートバイでの試験では損傷が見られませんでした。ただし保証の範囲からは外れてしまいます。

このオービトロン フェライトコアは、それ以外にも様々な使い方ができます。またの機会に記事にしたいと思います。

 

*オービトロンとは、自動車やオートバイの静電気を中和・減少させることで、走行中のフリクションを低減する技術です。 車やバイクを 今よりもっとワクワク楽しく! ランドマスターは、静電気低減技術「オービトロン」の開発メーカーです。