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効果事例

 ある年のゴールデンウイーク明けに、東京都の物流会社の埼玉の倉庫で使っていたバッテリーフォークのバッテリーが寿命を迎えたという連絡を頂きました。フォークリフトは2台ありました。バッテリーフォークのバッテリーは非常に高価で、一つが70万円ほどもします。1.5tクラスのフォークリフトの価格である170万円程度の金額から考えると、大きなコストです。これを使用頻度によって2年~4年ほどで交換するのですが、交換の度に莫大な費用がかかります。

 調べてみたところ、1台のバッテリーは既に機能が失われており、もう一台のバッテリーは復活する可能性がありました。そこでこの1台にゲルマンパワーバッテリー用を入れることに。補充する前の状況は、一晩の充電で、朝から使い始めて午前11時頃には使用不能、それから充電をして午後から使い始めて3時には使用不能になる状況。6月からスタートして約1ヶ月かけて18Lのゲルマンパワーを精製水代わりに補充しました。

 1ヶ月後の7月最初に伺ったときには、そのバッテリーフォークは元気に動いていました。聞くと一晩の充電で二日間フルに使えるようになったそうです。その後の経緯ですが、二袋目のゲルマンパワーがなくなって次のオーダーが入ったのは翌年の1月でした。つまり18Lのゲルマンパワーは半年程度かかって消費されたことになります。精製水の消費量と比較すると圧倒的に少ない。

 その後のこのバッテリーは、それから3年使われた後に寿命を迎えました。つまり寿命と言われたバッテリーは、実は寿命を迎えていたわけでは無かったのです。70万円掛かるはずだった費用はそのまま利益に変わりました。また充電時間の長さは電気代に影響してきます。常に充電しないと稼働しないバッテリーフォークがコンセントにつながれたままだと、つながれている間は電気代がかかっています。目に見えていないコストです。またバッテリーフォークのバッテリーは、車体価格に対してその価格が高いため、フォークリフトの機械的な寿命よりも、むしろバッテリーの寿命で代替されます。フォークリフトはまだ寿命を迎えていないのに、バッテリーがダメだから代替するなどと言う変な事が発生するわけです。特に輸送用機器はリースを組んでいるケースが多く、お客様から「リースアップまであと1年なのに、バッテリーがもたなくてね」というお話も聞きます。

 バッテリーフォークに限らず、1度に大量の台数を入れ替えするゴルフ用の電気式カートなどもそうですね。動力はモーターですが、ここにもバッテリーが採用されています。コストを考えた場合、ゲルマンパワーバッテリー用は非常に効果的です、また大量の有害な鉛を使ったバッテリーの廃棄が減り、環境コストも少なくなるというメリットがあります。