オービトロン フリクションフリーシステム パワーモジュールM2のテスト評価

お客様のテストのご希望はオービトロン パワーモジュールM2でした。 オービトロンの他製品はいくつかお使いになっていて、テスト版がありますという先日のブログ記事を見てご連絡をくださいました。 ご希望のM2はもちろんですが、小さな筐体で最高性能のものも試してみたいとのことでしたので、M10 GーSPECもお送りしました。 パワーモジュールM2は、最小サイズの入門用のモデルです。開発当時から比べるとパワーはかなり上がっていますが、シリーズ中、もっともパワーの小さなモデルです。 そのM2をテストしてご評価をいただきました。

 

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お世話になっております。 現在、パワーモジュール「M2」と「M10G-SPEC」をハーレーダビットソンにてテストをさせていただいています。 途中ですが感想です。

先週末に早速「M2」を取り付けて走行いたしました。 既に「チタンエアバルブキャップ」を使用していますのでイメージはしていたのですが、どのくらい体感が追加されるものか 楽しみでした。 ビックリ!感激しました! 走るのが楽しくて一日中走ってましたよ。

ハーレーダビットソンは、エンジンも車体もとにかく動きに癖のあるバイクですが加速は軽くスムーズになりましたし、エンジンブレーキも扱いやすくなりました。全く違うオートバイになってしまった印象です。 低速走行・高速走行・ブレーキの感触・ハンドリンクなどなど 変化を上げれば沢山有るのですが、一番印象に残った体感ポイントは「風の抵抗を感じない」と言う不思議な感覚です。 私のハーレーはツーリングモデルなので、前部には大きなカウルと大型の風防が装備されています。 後部にはこれまた大型のツアーパック(トランク)が付いています。 これらは高速道路走行時には身体に受ける風を相当量防いでくれますし荷物も沢山積めますのでツーリンクにもとても便利です。 しかし反面、前後共に大きな風の抵抗を受けますので、速度を上げれば上げるほど押し戻される様な風の抵抗を受けて車体が不安定になります。 横風にはハンドルを取られそうになりドキッとする事はよくあります。 通常走行するスピードの限界は、エンジンパワーや性能と言うよりも風の抵抗に耐えられるまでの速度と言った感じです。

パワーモジュール装着後は、不思議な事に車体に風の抵抗をほとんど感じません。 まるで風が車体を避けているかの様子で、風が当たってもまとわり付かずに弾き飛ばしてしまう感じです。 風の抵抗が無いのでスピードをどんどん上げても車体は安定して恐怖感もありません。 押し戻される感覚も無いのでスムーズにグングン加速し続けます。 足回りの抵抗感の減少とも相まって無風の空間を宙に浮いて走っている様な感覚です。 気が付くといつもなら相当必死にならないと走れない様なスピードで普通に走っていました。 ここまでハッキリ違いが体感出来るとは正直思っていませんでしたので感動です。

春の悪天候が続いているのでまだ1日しかテスト出来ていませんが、「M10G-SPEC」も効果を十分感じ取りたいので、既に取り付けて1週間そのままにしてあります。 今週末に天候の様子を見てテストしたいと思います。

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*オービトロンとは、自動車やオートバイの静電気を中和・減少させることで、走行中のフリクションを低減する技術です。 ランドマスターは、静電気低減技術「オービトロン」の開発メーカーです。