BMW R1200GS-LC用ハイパフォーマンスブレーキシステムについて

先日アップしましたBMW Motorrad用のブレーキシステムの件で、お問い合わせがありました。
それは、ノーマルディスクの305φに対して320φになると、重量が増えて操縦性が変わるのではないかという内容でした。
当社では様々な面から検証し、製品採用をしています。
 
まず、ノーマルのブレーキディスクですが、これは305φで厚みが4.5mmになります。
これに対し、採用したBraking社の320φウエーブディスクは厚みが5.0mmです。
径が大きくなって厚みが増えるわけですから、重量が増えると考えてもおかしくありません。
 
 
 
 
ノーマル305φ4.5mmディスク

2016510222137.JPG

重量は1,017gでした。
1万キロほど走行していますので、若干厚みは少なくなっています。
逆に汚れが付着していますから、差し引けばそれほど新品のものと変わらないでしょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
Braking社の320φ5.0mmのウエーブディスクです。

2016510222443.JPG

条件を同じにするために、フローティングピンも一緒に計測です。
重量は1,041gと、ノーマルの305φとほぼ同じ重量です。
 
 
ノーマルに対して厚いディスクに変更しているのには理由があります。
それはまた別の機会にご説明させて頂きます。