メルマガ配信 第1回 車における除電とは

第1回目を配信しました。タイトルは「車における除電とは」です。

トヨタのアルミテープが自動車界隈を騒がせてから、急に現実的なものになってきた除電の世界。 静電気を取り除く除電技術には二つの手法があります。 一つはトヨタのアルミテープが代表するコロナ放電を利用したものです。 この技術は今に始まったものでは無く、航空機では放電策(スタティック・ディスチャージャー)といわれる細い棒状の装置があり、これで空中に放電しています。 これは強い摩擦で生じた静電気には有効な方法で、ビリッバシッという強い静電気を簡単に逃がしてくれます。 もう一つはプラス電荷の静電気に対してマイナスの電荷をぶつけ、電気的特性をプラスマイナスゼロに近づけるものです。 強い静電気には有効ではありませんが、微弱静電気には有効です。 強い静電気は数千ボルトや数万ボルトにもなるもので、エネルギーレベルが高いためにアースなどを使って簡単に逃がすことができます。 昔は静電気を逃がすという理由で、車のリア側の下に帯状のピロピロしたテープを垂らしたり、トランクリッドに自動車電話のアンテナの様なものをつけていましたが、実は有効ではありませんでした。 そもそも当時の車のタイヤには導電性の高いカーボンブラックが使われており・・・

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