パワーモジュールのコアの説明

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今回から、パワーモジュールにはコアの数値が表記されています。
デュアルやクアッドという表記はコアの枚数で、これは2枚、4枚という意味です。
即ちデュアルはコアが2枚、クアッドは4枚、G8は8枚、S10Rは10枚、X12Rは12枚を表記していることになります。
 
では、G8の「G」はどういう意味なのか。
これは1枚のコアの面積です。
デュアルやクアッドは、パワーモジュールの開発初期の標準面積、6平方センチになります。
Gは12平方センチ、Sは24平方センチ、Xは40平方センチという意味です。
ここである方は気付いたと思いますが、特にこの表記はあるメーカーのマシンの名称から取ったものではありません。
たまたま開発コードがそうなってしまっただけです。
 
S10RとX12Rには、最後に「R」の文字が入っています。
これは従来型のブルーコアに対して、より高性能なコアを開発していたのですが、このコアの開発名称をRED COREとしていたため、名称の最後にこの頭文字である「R」を付けたものです。
 
更にプラスの名称は、新触媒に変更したという意味です。
S10RやX12Rではこの新触媒を採用していますが、デュアルやクアッドまたG8でも、新触媒を採用した方がより多くの方に喜んで頂けると考え、上位モデルで検討していた高価な新触媒の採用に踏み切りました。
「プラス」は従来の製品と混同しないようにするための表記です。
 
筐体表面にはそれぞれ、デュアルプラスでは6×2、クアッドプラスでは6×4、G8プラスでは12×8、S10Rでは24×10、X12Rでは40×12と書かれていますが、これは1枚のコアのサイズと入っている枚数を表しているのです。