今日はオービトロンで使われている金属材料のお話しをします。
オービトロンで使用されている金属材料は、機能材はその目的に合ったものを使用しています。チタンエアバルブキャップは、外観を保つのにチタンを使っていると思われている方も多いと思いますが、実は機能と構造を両立させるために使用されています。チタンはオービトロンのエネルギーを発生させやすい素材の一つで、エアバルブキャップとして使用した場合に、外観の変化(腐食)が無いのも理由の一つです。機能材としてはもっと優秀な素材もありますが、酸化しやすく、すぐに変質してしまいます。このため性能と品質のバランスを取るとチタンが最も理想的な素材になります。エアバルブキャップとしてはアルミやステンレスなどもありますが、オービトロンと組み合わせた場合にエネルギーの発生効率が悪く、当社では見送りました。
パワーモジュールなどで使用している素材はチタンとは異なります。筐体や被覆に覆われていて腐食などに対して強いため、効率を重視した素材を採用しています。この素材も一般的には入手しにくく、特に用途に合わせてサイズや厚さを変更する必要がある場合は、やはり苦労します。特殊な金属はサイズのバリエーションが少なく、圧延材ですから長さは自由度があるものの幅の制限が出てきます。また厚みについては、薄くなれば薄くなるほどコスト高になります。
オービトロンが効果を発揮するのは、配合されている様々な触媒と金属の相性なのです。このため、金属材料に合わせて触媒の配合を変更しているのです。
知れば知るほど奥が深いですね。私たちは常に新しい金属や合金、触媒を探しながら、良い製品となるよう試行錯誤しています。
#オービトロン #ORBITRON #ランドマスター #LANDMASTER #エアバルブキャップ #チタン #オートバイ #バイク #自動車 #車 #タイヤ